農業のIT化に貢献するIoTエンジニア

農業はIT化が進んでいない、アナログ色が強い世界です。しかし、近年はスマート農業と呼ばれる農業のIT化が注目を集めており、農業の人材不足をはじめとするさまざまな問題を、IT技術で解決できるのではないかと期待されています。

モノのインターネットと訳されるIoTは、家電などの電化製品をインターネットに接続して活用する技術です。そのため、電化製品が取得した情報を、遠く離れた場所で確認することも可能になりました。

このIoTはスマート農業でも活用されており、代表的な事例として挙げられるのがセンサーです。既存の農業では、畑や田んぼの状態を確認して経験則に基づき肥料や農薬の投入、水やりするのが一般的でした。

しかし、センサーを活用してデータを収集すれば、経験則に頼らなくても適切なタイミングを把握できるようになります。どの農家でも可能というわけではないものの、農業用ロボットなどを用意できるなら収穫の自動化も夢ではありません。

スマート農業は、日本の農業の問題を解決してくれる可能性が高い、非常に将来性のある取り組みです。そこでこのスマート農業を普及させるには、エンジニアの力が重要となってきます。

IoTエンジニアは、スマート農業の実現に力を貸してくれる職種です。一般的なIT企業で働き、結果を出すのがエンジニアの定番かもしれません。ですが、さまざまな問題を抱えている農業をサポートする仕事に取り組むのも、一つの選択肢として良いのではないでしょうか。